ブログをご覧いただきありがとうございます。
八尾市のパーソナルトレーニングジムY2の松田です。
今回はBMIについて。
BMIという言葉は知っているけど実際にどういったものか知らないという方が多いのですが、BMIについてきちんと理解しておく方が適切に体重と向き合うことが出来ますので参考にしてみてください。
なお、BMIを実際に計算する際には体重を測る必要があるので、前回の記事で紹介した計測方法を参考にしてください。
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【初心者向け①】1日に必要な食事量を計算しよう
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BMIとは?

BMIとはBody Mass Indexの頭文字を取ったもので、身長から見た体重の程度を判定するためのものです。
例えば身長が180cmの人と150cmの人が同じ体重60kgだったとします。
その場合、体重という要素だけでそれぞれの太り過ぎや痩せすぎを判定することは難しいはずです。
そういったときにBMIを用いることで身長から見て適正な体重なのかどうかを判定出来るというわけです。
計算方法は体重(kg)÷身長(m)の2乗で求めることが出来、出た数値を下の表に当てはめることで現状を判断できます。
(簡単に計算してくれるこちらのようなサイトもあります)
先程の例で出した2人のBMIを計算してみましょう。
- 180cmの場合、60÷(1.8×1.8)=約18.5
- 150cmの場合、60÷(1.5×1.5)=約26.7
というBMIになり、同じ60kgという体重でも180cmの場合は普通体重、150cmの場合は肥満(1度)という判定になります。]
BMI | 判定 |
---|---|
18.5未満 | 低体重 |
18.5以上25未満 | 普通体重 |
25以上30未満 | 肥満(1度) |
30以上35未満 | 肥満(2度) |
35以上40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
BMIの把握が大事な理由

なぜBMIが大事なのかというと、
- 無茶なダイエットをしなくなる
- 総死亡率や疾患の発症率などの健康と関係している
といった理由があるからです。
無茶なダイエットをしなくなる

上述の180cmと150cmの方の例であれば、痩せる必要があるのは150cmの方だけで、180cmの方は何もしなくてよいことが分かるかと思います。
しかし、実際に目にするのは180cmの方が『60kgは重いのであと5kg痩せたい』と思って、ダイエットに励むケースです。
BMIという指標を持たず、体重だけを指標にすると、そういったことが起きやすいので、BMIを計算してみて自身の体重が身長に見合っているのかどうかを把握できれば無茶なダイエットをしなくなるはずです。
実際に『今より5kg痩せたい』、『とにかく体重を軽くしたい』という相談を受けることが多くあります。
そういった方のBMIを計算してみると普通体重の範囲内に収まっていることが殆どで、『今より5kg減らしたらBMIが17になるので不健康になるリスクが上がるだけですよ』みたいなケースが多々あります。
体重だけに固執しないようにしましょう。
総死亡率や疾患の発症率などの健康と関係している

BMIが高いということは肥満傾向にあるということなので、糖尿病・脂質代謝異常・高血圧などの生活習慣病になりやすくなります。
また、低体重の場合は栄養失調の可能性が高くなり、特に若い年代で低体重の状態が続くと骨量の低下や将来の骨粗鬆リスクに繋がります。
痩せる目的は人それぞれですが、基本的には『今より(何かしらが)良い状態になりたい』と思って痩せるはずなので、せっかく痩せたのに健康を害してしまっては本末転倒です。
そのような状態に陥らないためにもBMIの把握が重要となります。
BMIを用いる際の注意点

BMIは身長に対する体重の程度を判定しているにすぎないため、体脂肪や筋肉量が多いか少ないかといったことは判定できません。
そのため、体脂肪が少なく筋肉量が多い場合はBMIの判定では肥満になってしまう可能性が非常に高くなります。日頃から鍛えている方やアスリートの場合は用いる際に注意が必要です。
また、18歳未満の判定にも使えませんのでその点も注意が必要です。
体脂肪率や筋肉量に関してはまた別の記事で詳しく解説しようと思います。
参考
日本人の食事摂取基準(2020年版)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08517.html
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編集後記
3ヶ月くらいブログをサボってしまったので、また更新を頑張っていこうと思います。