ブログをご覧頂きありがとうございます。
八尾・東大阪市のパーソナルトレーニングジムY2の松田です。
今回はスクワットの左右差の原因について。
トレーニング種目として人気の高いスクワットですが、どれだけ注意していても左右差が出てしまうという方も多いのではないでしょうか?
スクワットの左右差について調べると身体の問題について書いている記事が多く出てきます。
しかし、私の指導経験の中では身体の問題と同じくらい、身体以外の問題によって左右差が出ているケースを見てきたので、この記事ではそれについて解説します。
どれもすぐに取り入れることが出来る内容なので、当てはまっていた方は読むだけで左右差の程度がマシになるはずです。
せひ参考にしてください。
プレートを適切につけていない

画像のような感じでプレートを根本まできちんと着けていない方を多く見かけます。
片方は根本まできちんと着けていて、反対側は少し隙間があるだけでも左右差の原因になってしまいます。
特に多いのがカラー(留め具)を着けずにプレートを付けた場合、着けた衝撃で反対側のプレートがずれることがあります。
なので根本まで着けた上でカラーできっちりと固定しましょう。
また高重量で実施する場合はきちんとつけていても動作中にずれてくることも多いため、セットごとに確認するようにした方がいいでしょう。
担ぐ位置がずれている

画像は極端な例ですが、パワーリフターやボディービルダーのようなとてもフォームを気にされている方以外はズレていることを気にしないまま実施しているケースが多いなと感じています。
当然ですが適切なトレーニング効果を得るためには左右対称になるように担ぐ必要があります。
そのためには最初にバーベルを左右対称に握り、その中央に自分の首が来るようにしましょう。
多くのバーベルには左右均等に線があるので、それを目安に左右同じ線を同じ指で握るようにしてください。
また手幅は広いよりも狭いほうが中心を外しにくいので柔軟性の問題がなければ狭めに握るようにしましょう。
足の向き・位置が左右非対称

汚い足で申し訳ないですが、画像のような感じで足の向きが左右非対称な方は非常に多く見かけます。
一応解説しておくと、右足が真正面に向いており、左足が外側を向いています。

また向きとは別で足の位置が大きくずれている方も見かけます。
どちらも無意識でやっているだけだと思いますので、しゃがむ前に自分で足の位置と向きを確認しましょう。
どうしても左右対称に出来ない場合は身体に問題がある可能性が高いので無理に両足のスクワットをせず、片足のスクワットや別の種目に切り替えましょう。
左右の踏ん張り方
これは意識してみないとわかりにくいかもしれません。
左右で踏ん張り方が異なる場合、左右で脚の動作は変わります。
意識で修正できる場合は良いのですが、出来ない場合は
- 靴の擦り減り方
- 床の汚れ具合
- 靴裏の材質と床の材質の相性
等を確認してみましょう。
特に靴は長年同じものを使用している方も多いので下の画像のように片方がすり減ってしまっているケースも多く見かけます。(左側が正常、右側が大きくすり減っている)

上記に挙げた点に問題がないようであれば、自分自身の踏ん張り方が左右で異なっていると考えられるので一度足裏の圧をしっかりと感じながらしゃがんでみましょう。
例えば片方の足裏はつま先側に強い圧を感じるのに、反対は踵側に圧を感じるなどといった具合で圧の分布で左右の踏ん張り方の違いを感じ取ることが出来ます。
左右の足裏の前後左右の圧の分布を感じてみて、意識で治る場合は身体に問題がないため道具を見直し、意識で治らない場合には身体に問題があると考えて対応していきましょう。
ラック・鏡の向き

写真ではなく図で解説します。
一番上の青い線が鏡、灰色の線がバーベル、黒い四角形がスクワットラック(バーベルを置く器具)を表しています。
そして中の青い丸と三角形が人間の頭と鼻を表しており、鏡の方を向いている状態だと思ってください。
多くの方は鏡を見ながらバーベルを担ぐと思いますが、図の状態で担ぐとかなり身体が捻れた状態でスクワットをすることになってしまいます。
この状態では最初にバーベルを担ぐ際に余計な力が入ってしまうだけでなく、中心で担ぎにくくなってしまいます。
それによって左右差が出やすくなりますし、適切な位置で担ぐことが出来ないため重量を下げてしまうことになります。
また、高重量の場合は担ぐ段階で怪我をしてしまう可能性が高まりますので、熟練者ほど気にしたほうがいいでしょう。
対策としてはラックや鏡の位置を最初に確認し、適切な向きになっていなければラックを修正しましょう。
ラックが重く動かせない場合は鏡を無視し、ラックに対してまっすぐ向き合って担ぐことで捻れを防ぐことが出来ます。
身体以外の問題は潰しておく
左右差の原因が身体以外にもあること、そして意外と見落としている部分が多いことがお分かり頂けたのではないでしょうか?
内容としては『そりゃそうやろ』と思うような内容だったと思いますが、全て問題なく出来ている方は非常に少ないと感じています。
安全かつ効果的なトレーニングをするためにも今一度見直してみてください。
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編集後記
昨日は新しい仕事についての打ち合わせ。
今までに無い試みなので大変楽しみです