姿勢改善

ガニ股(O脚)の原因は?

2020/05/18

ブログをご覧頂きありがとうございます。
八尾市のパーソナルトレーニングジムY2の松田です。

男性はあまり気にならないかもしれませんが、女性はガニ股が気になる方は多いのではないでしょうか?

先天的になっている場合は別として、生活習慣などにより後天的になってしまっている方は改善可能な場合が多いです。

この記事ではガニ股にお悩みの方を対象に

  • がに股の原因
  • 改善方法
  • 日常で気をつけること

の3点を解説しています。

少し難しい部分もあるかもしれませんが、記事を参考にしながら実践してみてください。

1週間程度継続してもらえると目で見てわかるくらい変化していることが多いです。

がに股の原因

縫工筋の写真

今回取り上げるのは上の画像の赤い部分である縫工筋という筋肉が硬くなっているパターン。

画像は右脚を真正面から見た図で、骨盤から太ももを通り、膝までついています。

縫工筋の働き

縫工筋を使った脚の挙げ方の写真

この筋肉は画像のような感じでつま先を外向きにしながら前方に持ち上げてくるような働きがあります。

筋肉は硬くなるとその筋肉を使った姿勢に固定されやすくなります。

つまり縫工筋が硬くなることで常につま先が外側の状態になり、がに股の姿勢となってしまうのです。

では、なぜ硬くなるのかというとやはり使いすぎによって起きていることが多いです。

特に男性に多いと思いますが体格の大きい方は股擦れが痛いのでガニ股が癖になっているというケースは多く、実際に私も経験があります。

他にも例えばサッカー選手などはボールを蹴る動きでこの筋肉を使う必要があるため、殆どの選手が硬くなってしまっていることが多いです。

また、お尻の筋肉を頻繁に使うような競技やトレーニングをされている方も傾向としてガニ股になりがちです。

改善方法

股擦れに関しては丈長めの下着を着用することで防止可能です。

ただし、あまりに締め付けがきついと睾丸の痛みなどの別の問題が発生する可能性が高まるので、締め付けは緩めのものを選んで下さい。ボクサーパンツよりもトランクスの方が良い場合が多いです。

股擦れが関係ない場合は2ステップあり、

  1. 硬くなっている部分をほぐす
  2. 反対の働きを持つ筋肉が弱っているので鍛える

という感じです。

1.硬くなっている部分をほぐす

フォームローラーで縫工筋を緩めている写真

ご自身の手でほぐしても、フォームローラーを活用してもどちらでもOKです。

今回はフォームローラーを活用した方法をご紹介したいと思います。

縫工筋は上述のように骨盤のあたりから膝のあたりまで広くついている筋肉ですので、脚の付け根・真ん中あたり・膝の近くと分けて当てるようにして下さい。

強い痛みが出る場合は動かさずに乗せて静止するだけでもOKです。特に痛い部分があればそこを優先的にほぐすようにして下さい。

フォームローラーを持っていない方は汎用性も高いので買っておいて損は無いと思います。

参考までにAmazonのオススメを載せておきます。

2.反対の働きを持つ筋肉が弱っているので鍛える

徒手抵抗で縫工筋を緩めている写真

特定の筋肉が硬くなってしまうと、その反対の筋肉は伸ばされてしまい、機能が低下してしまいます。

硬くなった部分をほぐすだけでなく、伸びてしまっている筋肉を鍛えることで正常な状態に戻していくことが出来ます。

縫工筋はつま先を外に向けながら脚を前に上げてくる働きがあるので、その状態からつま先を内に閉じつつ、脚を後ろに持っていく働きを持つ内モモの筋肉が対象となります。

トレーニングの方法は上の画像のような形で同側の手で膝裏を持ち、その状態で手は上に引っ張り、脚は下に下ろすように力を入れて拮抗した状態を作って下さい。

写真は立った姿勢でやっていますが、座った状態でも寝転んだ状態でもOKです。脚の力はかなり強いので楽な姿勢で実施して下さい。

この拮抗状態を6~10秒程度キープし、休憩を挟みつつ2-3セット実施して下さい。休憩が短いとしんどいので1-2分休憩を取るようにして下さい。

連続でなく、朝・昼・夜でそれぞれ1セットずつやるみたいな形でもOKです。

日常で気をつけた方が良いこと

縫工筋が硬くなる理由の殆どは使いすぎであると述べましたが、それ以外にも内モモの筋肉が日常的に伸ばされることによって筋肉のバランスが崩れてしまい、硬くなってしまうケースもあります。

下の画像のような脚を開いた座り方を日常的にずっとしている方は内モモが常に伸ばされていることになるので、要注意です。

特に和室で暮らしている方は床に座ることが多く、必然的にあぐらをかく時間が多くなることが予想されるので、座椅子などを利用して異なる座り方も出来る環境を構築することをオススメします。

椅子に座って脚を開いている写真
あぐらをかいている写真

関連記事

内股(X脚)の原因と改善方法

内股(X脚)の原因と改善方法

続きを見る

膝が痛くなる習慣?

膝が痛くなる習慣?

続きを見る

動画で解説

編集後記

自宅トレーニング用にヨガマットを購入。
使わないときの収納のことを考えて折り畳めるタイプを購入しました。

値段も安くて満足です。

LINE@もやってます!こちらから簡単な質問やご予約が可能です!

新着記事

  • この記事を書いた人

松田裕真

大阪八尾市でパーソナルトレーニングジムY2を経営しています。 アスリートのパフォーマンス向上から一般の方の健康増進まで幅広く指導。ブログでは健康や身体に関する情報を発信中です。

-姿勢改善
-,